3D、4DX、IMAX、Dolbyの違いは？料金や特徴を紹介

大きなスクリーンと音声で楽しむことができる映画館ですが、近年ではさらにクオリティやアトラクション感の強い映画体験ができる劇場が増えています。

しかし、「具体的な特徴がわかりにくい」「追加料金を支払う必要があるので内容を知らないと損する気がしてなかなか体験ができずにいる」といった悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では設置されている映画館が比較的多い3D、4DX、IMAX、Dolbyの特徴や料金、特徴の似ているIMAXとドルビーシネマの違いまで詳しく紹介しています。

対応している映画館まで記載しているので、特別鑑賞料金を利用して映画を観るかどうか迷われている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

3D、4DX、IMAX、Dolbyの違いは？どのような人におすすめかも紹介

ここでは各コンテンツの特徴の違いや、どのような人におすすめかを一覧でまとめています。

どのコンテンツで映画を楽しむか迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

種類	特徴	おすすめな人
３D	３Dメガネを着用することで、立体的な映像を楽しめる	飛び出す映像を楽しみたい方
４DX、MX4D	映像に合わせて動きやにおい、ミストなど五感を刺激する環境でアトラクション感覚で映画を楽しめる	アトラクション感覚で映画を楽しみたい方
IMAX	大きなスクリーンでクオリティの高い映像や音響のある環境で楽しめる	迫力のある映画を楽しみたい方
Dolby	クオリティの高い音響やコントラストの高い映像を楽しめる	没入感を感じながら、どっぷりと映画の世界観に浸りたい方

特別追加料金を支払って鑑賞する映画では、どのコンテンツが一番楽しめるのか迷われる方が多いのではないでしょうか。

どれで鑑賞するのがおすすめかは、鑑賞する作品にどんな効果がを求めているかによって異なります。

たとえば、カーチェイスやアクションシーンの多い作品で、4DXを選ぶとアトラクション感覚をより楽しむことができるでしょう。

また、迫りくるようなスクリーンで迫力のある映像や音響を楽しみたい方はIMAXがおすすめです。

さらに、情景描写が美しく、ハッと息を飲むような感動的なストーリーならドルビーシネマを選ぶなど、作品によって活用する効果を選ぶことで、より映画を楽しむことができるでしょう。

特別鑑賞料金で楽しめる各コンテンツの特徴を紹介

ここでは特別料金で楽しむことができる各コンテンツの特徴を詳しく紹介しています。

各コンテンツごとに詳しくまとめている記事もあわせて紹介していますので、具体的な特徴を知りたい方はぜひ活用してください。

3D

３Dは、専用の３Dメガネを着用することで飛び出す映像を観ることができます。

ほとんどの劇場で対応しているので、イメージしやすく浸透しているといえるでしょう。

また、３Dメガネを持参することで鑑賞料金を100円引きで観ることができる映画館もありますので、映画館用の３Dメガネをすでに持たれている場合は忘れずに持参するようにしましょう。

4DX、MX4D

４DXやMX４Dは動く座席に加えて、水しぶきや風、においなど五感を刺激しながら映画を楽しむことができるため、アトラクション感覚で映画を楽しむことができます。

４DXとMX4Dの違いは、動きのバリエーションや特殊効果の違いが挙げられます。

４DXは動きのモーションが大きく、雨や雪などの自然現象を感じられる特殊効果を感じることが可能です。

一方、MX４Dは動きのモーションは大きくありませんが、その分作品に集中しながら映画を楽しむことができるでしょう。

以下の記事に、具体的なモーションや特殊効果の違いから、おすすめの席まで詳しく紹介しているので気になる方はぜひ参考にしてください。

IMAX（アイマックス）

IMAXは通常の劇場と比べると大きなスクリーンで迫力のある映像と音声を楽しむことができます。

画質や音響も通常と比べてクオリティが高いため、高品質な映像を楽しむことができるでしょう。

日本の映画館で楽しむことができるIMAXには「IMAXデジタルシアター」「IMAXレーザー」「IMAXレーザー/GTテクノロジー」の３種類が挙げられます。

デジタルシアター⇒レーザー⇒レーザー/GTテクノロジーの順で画質や音響、スクリーンの大きさなどの総合的なクオリティが高くなります。

以下の記事にIMAXの画質や音響、スクリーンの大きさからおすすめの座席まで詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。

Dolby（ドルビー）

Dolbyは、通常の劇場と比べると立体的でクオリティの高い音響を楽しむことができることが大きな特徴として挙げられます。

映画館で楽しむことができるのは「ドルビーアトモス」と「ドルビーシネマ」の２種類があります。

ドルビーアトモスは、通常の劇場にドルビー仕様の複数台のスピーカーを設置することにより、映像に合わせて音声も移動する立体的でクオリティの高い音響を楽しむことが可能です。

ドルビーシネマは、ドルビーアトモスの音響やスピーカー配置に加えて、劇場そのものがドルビー規格で作られているためクオリティの高い映像と立体的な音声を楽しむことができ、作品に集中しやすく質の高い環境で映画を楽しむことができるでしょう。

以下の記事にドルビーの特徴や注意点、おすすめの席に関して詳しく紹介しているので気になる方はぜひ参考にしてください。

IMAXとドルビーシネマの違いは？

ここでは違いの分かりにくいIMAXとドルビーシネマの違いについて解説しています。

どちらで映画を鑑賞するか迷われている方はぜひ参考にしてください。

IMAXとDolbyは通常の劇場と比べると、「質の高い画質と音響で映画を楽しむことができる」といった点では同じに感じられるでしょう。

大きな違いとして挙げられるのは「スクリーンの大きさ」や「音声の聞こえ方」「画質のコントラスト比」です。

IMAXとDolbyの違いを以下に表としてまとめているので参考にしてください。

	通常	IMAX	ドルビーシネマ
値段	1,900円 （一般鑑賞料金）	通常鑑賞料金 ＋400円～700円	通常鑑賞料金 ＋500円～600円
画質	2K～4K	2K～4K	4K
音響	5.1ch～7.1ch	5.1ch～12ch	128ch
コントラスト比	7500：1	2500:1以下	1,000,000:1
アスペクト比 （縦横比）	１：1.37	1.9：1～1.43：1	１：1.37
スクリーンの大きさ	通常	通常に比べ 約25％～40%大きい	通常

IMAXとドルビーシネマの大きな違いの一つとして「スクリーンの大きさ」が挙げられます。

ドルビーシネマでは、通常の劇場のスクリーンの大きさとあまり変わりはありませんが、IMAXは縦横共に大きく迫力のあるスクリーンで映画を楽しむことができます。

また、「音声の聞こえ方」にも特徴の違いが挙げられます。

IMAXでもクオリティの高い音響を楽しむことができますが、大きな違いは映像に合わせて音声も移動して聞こえるかどうかが大きな違いといえるでしょう。

たとえば、ヘリコプターの映像が左から右に移動したとすれば、ドルビーシネマの音声も左から右に移動しているように聞こえます。

さらに、劇場内に複数台配置されたスピーカーにより、どの位置に座っていても立体的な音声を楽しむことができることが大きな違いといえるでしょう。

また、コントラスト比に関しても大きな違いが見られます。

通常の映画と比べると、IMAXでもクオリティの高い映像を楽しむことができますが、ドルビーシネマの方がコントラスト比が約400倍高く、洗練された映像美を楽しむことができるでしょう。

IMAXとドルビーシネマはどちらがおすすめ？

IMAXとドルビーシネマのどちらがおすすめできるのかは、何を重視するかによって異なります。

以下にどのような方におすすめできるかをまとめていますので参考にしてください。

IMAXの大きな目玉は「巨大スクリーンと迫力の感じられる音響設備」といえるでしょう。

画質のクオリティは通常の映画館と比べるとIMAXの方が高いですが、コントラスト比はドルビーシネマの方が上です。

そのため、迫力ある映像と音声で作品を観賞したい方はIMAXをおすすめします。

一方、ドルビーシネマの目玉は、劇場そのものをドルビー規格に変えたことにより、「没入感を感じられるシネマデザイン」になっていることといえるでしょう。

ドルビーシネマは、映画以外の余計な情報を入れずに作品に集中できるよう、座席まで黒一色に統一されています。

そのため、映像が暗転すると周囲の様子が全く見えなくなるほど真っ暗になります。

さらに、複数台設置されたスピーカーにより、映像に合わせて音声も移動していくため映画の世界観に入り込んでいる気分になれます。

そのため、映画の世界観にどっぷり浸っているような、洗練された映像美による没入感を感じたい方はドルビーシネマがおすすめです。

4DX、IMAX、Dolbyに３Dメガネは必要？

実際に鑑賞される際に意外と迷われるのが「特別鑑賞料金で観る作品は常に３Dで鑑賞できるのかどうか曖昧」といった意見が見られます。

結論から言うと、特別鑑賞料金で鑑賞できる作品には２Dで上映されている作品と、３Dで上映されている作品があるので、２Dで上映されている作品を観る場合は３Dメガネは必要ありません。

４DXやIMAX、ドルビーなどのコンテンツを３Dで鑑賞したい場合は、特別鑑賞料金に加えて３Dの鑑賞料金を追加で支払って鑑賞する必要があります。

以下に特別鑑賞料金を支払って利用する映画料金に加えて、３Dで鑑賞する場合の計算例を記載しているので参考にしてください。

鑑賞料金の計算例
4DXを3Dで鑑賞する場合：通常料金（1,900円）＋4DX追加料金（1,000円）＋3D料金（400円）＝3,300円

映画観賞用の３Dメガネをすでに持っている場合は100円引きで鑑賞できるので、３Dメガネを持っている方は忘れず持っていくようにしましょう。

なお、ドルビーシネマで３D作品を鑑賞する場合は、通常の３Dメガネと形状が異なりますので注意が必要です。

ドルビーシネマの３Dメガネは、通常の３Dメガネと比べてグラスが分厚く重く、長時間かけていると耳に痛みを感じやすいため注意が必要です。
そのぶん、３Dメガネをかけていても明るさを損なわない映像で３D作品を楽しむことができます。

3D、4DX、IMAX、Dolbyの各料金の違いを一覧で比較

ここからはドルビーの料金（値段）の違いについて一覧表にまとめています。

特別鑑賞料金で鑑賞する際の参考にしてください。

	一般	大学生	高校生以下
通常料金（2D）	1,900円～2,000円	1,500円	1,000円
3D	＋400円
3D ※3Dメガネを 持参した場合	＋300円
4DX ※グランドシネマ サンシャインのみ ＋1,100円	＋1,000円
MX4D ※地域によって 値段が異なる	＋1,000円 ～1,200円
IMAXデジタルシアター	＋400円～500円
IMAXレーザー	＋400円～600円
IMAXレーザー/GTテクノロジー	＋600円～700円
ドルビーシネマ ※丸の内ピカデリーのみ ＋600円	＋500円～600円
ドルビーアトモス	＋0円～200円

なお、こちらの表に記載してある料金とは異なる場合がありますので、おおよその目安として参考にしてください。

追加料金として一番高いのは座席が動くアトラクション感の強い４DX、MX４Dです。

４DX、MX４Dを利用するだけで、通常の鑑賞料金に加えて1,000円程度支払う必要があり、３D対応作品を鑑賞すると約1,500円程度支払う必要があるため、予算に余裕をもって劇場へ行きましょう。

映画を安くお得に観るには？ポップコーンセットもお得に楽しめる方法も！

特別鑑賞料金で鑑賞すると高いものになると3,000円近い鑑賞料金がかかります。

そのため、できることならなるべく安く映画を鑑賞したいですよね。

特別鑑賞料金の作品は、通常料金を割引にすることで安くお得に楽しむことができます。

たとえば、各映画館で行われている曜日ごとのサービスデーを利用したり、auスマートパスプレミアムを利用してTOHO系列の映画鑑賞料金を割引で観る、特定の映画館でお得に鑑賞できるクレジットカードを利用するといった方法があります。

下記の記事では映画をお得に観るやポップコーンセットがお得になる方法まで詳しくまとめていますので、映画をお得に楽しみたい方はぜひ参考にしてくださいね。

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4DX、IMAX、Dolbyを鑑賞できる映画館はどこ？一覧まとめ

4DX、MX4D、IMAX、Dolbyを鑑賞できる映画館を以下にまとめています。

映画鑑賞をされる際の参考にしてください。

なお、鑑賞料金や劇場案内など変更になっている可能性がありますので、鑑賞前はかならず公式ホームページを確認するようにしましょう。

3D、4DX、IMAX、Dolbyの違いを理解して映画を楽しもう！

通常の映像作品に加えてアトラクション感覚で楽しめる４DX、迫力のある映像と音声を楽しめるIMAX、洗練された映像美と立体的でクオリティの高い音響を楽しめるドルビーシネマなど、それぞれ特徴が異なります。

観たい作品に合わせて特別鑑賞料金で利用できるコンテンツを活用することで、より感動的な映画体験を得ることができるでしょう。

それぞれの特徴を理解して、特別な感動体験を味わってくださいね！